◆超高齢社会に突入したわが国では、高齢者の認知機能低下や認知症患者の増加が懸念される。現在、政府が示した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」のもと、認知症キャンペーンが繰り広げられている
◆最近では、持久力を高めるような習慣的な有酸素運動が認知機能の維持増進に有効との報告が注目されているが、高齢者での持久力と認知機能の関連性はまだ明らかになっていない。そうした中、筑波大体育系と中央大の研究グループが脳機能イメージング法である光トップグラフィを用いて、それを裏づける研究を報告している
◆それは、高齢期の男性で、身体持久力が高いほど認知機能が高いことを見出したのだ。また、持久力と認知能力が高い高齢者は、「前頭葉前野背外側部における左優位性」という「若者型の脳活動」が保たれていることも分かった
◆認知症患者の起こす悲しい交通事故等が後を絶たない。認知症予防に運動がよいのなら、運動不足の現代人にとって、どのような運動がよいのか。さらなる検討が待たれる。
認知症予防に効果的な運動とは
2015年11月06日 (金)
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