◆昨年末頃から個人情報の取り扱いについてモラルが問われるような報道が相次いでいる。全国10万人以上の健康保険証番号が漏洩した問題でも、既に情報が転売されている。現在調査段階だが、その範囲は広域に及び、特定の電子情報として集積されたデータから漏れた可能性も否定できない
◆ここ数日間でも、携帯電話販売店の従業員がシステムを悪用して第三者のメールや画像をのぞき見して逮捕された事件や、コンビニ店員が会員カード情報を私的に利用するなど身近な存在である場所からも個人情報が漏れる実態が相次いでいる
◆当然ながら保険薬局でも現在、患者の薬歴情報など、多くの健康上の個人情報を取り扱う。今後も、在宅医療やチーム医療において医療機関との連携にITを活用し、患者情報を共有するケースも増えていくだろう
◆効率化や利便性の面からも様々な領域でのIT化の流れは避けられない。そこで集積された個人情報などのデータを取り扱う側に立つ人は、常に高い倫理観を持ち、対応してもらいたいものだ。
個人情報の取り扱いに注意
2016年01月25日 (月)
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