◆この2カ月の間に、図らずも漢方医、そして個人やチェーンの漢方相談薬局の薬剤師を取材する機会があった。その中の雑談を通し、同じ漢方薬を取り扱う立場でも、医師と薬剤師は、置かれる立場が異なることを改めて感じた
◆当然ながら、医師が処方する医療用漢方エキス製剤や煎じ薬では医療保険が使える。一方、漢方薬局が独自に販売する一般用漢方製剤や煎じ薬などの薬局製剤は全額自費となる。その選択は、患者の考え方やその財布に委ねられているところもある
◆患者の中には、薬局で調剤してもらっていた漢方製剤が体に合うことから、その漢方処方名を詳しく聞き、かかりつけ医に医療用漢方エキス剤として処方してもらい、自己負担の高い薬局から離れていくようなケースも少なくないようだ
◆また、医師側も漢方の基本である煎じ薬を処方したいが、近隣に調剤できる薬局がなく、エキス剤で対応せざるを得ないところもあるようだ。最近、徐々に注目されている漢方薬だけに、無季言子も本質的な理解が必要だと感じた。
漢方の処方と調剤
2016年06月08日 (水)
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