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【ノボ ノルディスク】持効型インスリンアナログ製剤「レベミル」上市へ

2007年12月11日 (火)

関連検索: ノボ ノルディスクファーマ 持効型インスリンアナログ製剤 レベミル

 ノボ ノルディスクファーマは、新しい持効型インスリンアナログ製剤「レベミル」(一般名インスリンデテミル)を年内にも発売する予定だ。

 レベミルは、1日1回投与でほぼ1日にわたって血糖降下作用が持続する持効型溶解インスリンアナログ製剤。ヒトインスリンの構造の一部を遺伝子組み換え技術によって変えることで、血糖降下作用の持続化を図った。従来の基礎インスリンと比べて血糖降下作用のばらつきが少なく、空腹時血糖値を安定させることから、患者が不安に感じる低血糖リスクの軽減を実現したのが特徴だ。

 レベミルには、同社が世界120万人に提供し、高い信頼性を得ている注入器「フレックスペン」が使用できるため、1型、2型を含む全ての糖尿病患者への強化インスリン療法の展開が期待されている。

 これにより同社は、超速効型製剤「ノボラピッド」、二相性混合製剤「ノボラピッド30ミックス」に持効型製剤「レベミル」と、インスリンアナログ製剤のフルラインナップを揃えたことになる。レベミルについては、トップシェアの獲得を目指す重点製品と位置づけており、年内の薬価収載と上市を視野にMRを10%増員する予定。

 これまでインスリン療法は、糖尿病治療の「最後の手段」と考えられ、低血糖への不安もあって患者の抵抗が強かった。しかし最近は、早期から積極的なインスリン療法を行うことで、様々なメリットがあることが分かってきており、インスリン療法の位置づけが大きく変わってきた。

 こうした糖尿病治療の環境変化を受け、同社もインスリンアナログ製剤のフルラインナップを揃えたことで、「新たなステップを迎えた」(片山泰之開発本部ダイアビーティス・GH開発企画部長)と捉えている。そのため、専門医や糖尿病療養指導士を中心に、新しいインスリン療法の中でのレベミルの位置づけという視点からも積極的なプロモーションを展開していく考えだ。

 レベミルは、2004年に欧州で、05年に米国で承認されて以来、世界約60ヵ国で販売されている。

関連検索: ノボ ノルディスクファーマ 持効型インスリンアナログ製剤 レベミル



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