英アストラゼネカは大幅減
外資系製薬大手の2016年中間業績では、米ジェネリック大手のホスピーラを買収した米ファイザーが20%増と世界トップを奪回した。抗リウマチ薬「ヒュミラ」が堅調なアッヴィ、ここ数年高成長を続けてきたジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品事業も好調な決算となった。各社がおおむね堅調だった一方、英アストラゼネカは高脂血症治療薬「クレストール」の特許切れで大幅な減収となり、明暗が分かれた。
ファイザー
ファイザーは、実質20%増の261億ドルと二桁成長を達成した。癌領域製品が約7割増と成長を支えたほか、米ホスピーラの買収によって特許切れ後製品を扱うエッシェンシャルヘルス製品群が一気に成長した。
新薬のイノベーティブヘルスでは、18%増の141億ドルとなった。ワクチンではプレベナー群がほぼ横ばいの27億ドル、主力の神経性疼痛治療薬「リリカ」が19%増の20億ドルと大幅に伸びた。
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