テルモは1月22日から無脂肪・消化態流動食「ペプチーノ」を全国の医療機関向けに発売開始した。この製品は国内初の消化態(ペプチド)流動食。希望小売価格は、200mL×24個で6000円。
患者に重要な栄養素である蛋白質は、体内で消化され「ペプチド(蛋白質の最小構成単位であるアミノ酸が二つ以上結合した、蛋白質より小さくアミノ酸より大きな物質)」となり吸収される。新製品は、あらかじめ消化されたペプチドの形で蛋白質を配合しており、体内に吸収されやすい特徴がある。また、胃腸に負担をかける脂肪や食物繊維は含んでいない。
このような消化態(消化された状態)の流動食品は胃腸の状態が不安定な患者に適しており、流動食品では国内で初めて同社が商品化した。さらに、その他の栄養素として水溶性ビタミン、亜鉛、銅も配合しており、1パック200mLで200kcalの栄養を摂取できる。