養命酒製造は、ハーブの知見を生かして、健康に良いと人気の黒酢に健康素材を組み合わせた黒酢飲料2品を20日から新発売した。血圧が気になる人に向けた機能性表示食品の「生姜黒酢」と、健康・元気をサポートする高麗人参エキスを加えた「高麗人参黒酢」で、いずれもリンゴ果汁を加えて飲みやすく仕上げている。このほか今月からは、高麗人参とハーブを配合した「高麗人参酒」を新発売すると共に、併せて既存の「ハーブの恵み」「琥珀生姜酒」のデザインも一新し、新たに「健康のお酒シリーズ」として展開を始めた。
黒酢は一般的に、健康に良い素材として認知されているが、養命酒製造では今回の黒酢飲料について「消費者により分かりやすく、無理なく続けやすい商品を提供したいとの想いを形にしたもの。健康素材をおいしく取り込むことができる黒酢として、健康生活の一助となれば」とする。
「生姜黒酢」は、血圧が気になる人に向けた機能性表示食品の黒酢ドリンク(届出番号B134)で、血圧が高めの人に適した機能があることが報告されている機能性関与成分のGABAを12.3mg配合している。同社の機能性表示食品として、初めての全国発売となる。原材料は醸造酢(米黒酢83%)、黒糖蜜、リンゴ濃縮果汁、砂糖、生姜エキス末、GABA/クエン酸、甘味料など。
もう一つは「高麗人参黒酢」で、古くから健康素材として知られる高麗人参に改めて着目し、元気をサポートする素材として加えることで、お酢飲料ユーザーが求める健康ニーズに対応し、生き生きとした毎日を応援する清涼飲料水。
いずれもリンゴ果汁を加え、毎日飲んでも飽きのこない飲み口としており、カロリーも1本(125mL)当たり20kcal以下に抑えた。容器もエコな紙パックとし、価格はオープン(参考小売売価は税別100円)
一方、今月からは「高麗人参酒」も新発売しているが、こちらは高麗人参特有の風味を、特許製法によるハーブの組み合わせとリンゴ果汁、黒糖蜜でおいしく仕上げた、薬酒づくりの知見を生かした同社ならではのリキュール。
複数のハーブをそのまま酒に漬け込む合醸法(ごうじょうほう)を用い、3種類の人参(乾燥高麗人参、蒸し高麗人参、エゾウコギ)と12種類のハーブ(ナツメ、クコの実、チンピ、ガラナ、リュウガン、ナルコユリ、ブラックペッパー、カルダモン、カンカニクジュヨウ、甜杏仁、マカ、霊芝)を配合した。アルコール分15%で、200mL瓶入り(税別希望小売価格400円)、700mL瓶入り(1330円)の2種。
同品の発売に伴い、既存の「ハーブの恵み」「琥珀生姜酒」もデザインをリニューアルし、「健康のお酒シリーズ」としてブランド統一を図っている。同社では「年々高まる健康ニーズは、酒類の売場にも及んでいる。糖質ゼロといった機能性だけでなく、果実やハーブといった健康感のある素材が訴求力を持ち始めており、今回ラインナップを強化した」とし、「健康のお酒」シリーズによる市場拡大を目指す考え。