◆薬剤師不足が続く中、ある精神科単科病院は「薬剤師の確保にそれほど苦労していない」と言う。その秘訣を尋ねると「精神科病院には、患者さん一人ひとりと深く向き合って関わることができる良さがある。当院の実務実習でその良さを実感した薬学生が就職先に選んでくれる」とのこと
◆別の話もある。最近、ドラッグストアから内定を得た薬学生から「病院への就職も考えたことはあった。しかし、実習先の病院での薬剤師の業務内容は期待していたものとは異なっていたため、病院は選択肢から外した」と聞いた
◆どこの病院、薬局で実務実習を受けるかによって、薬学生の進路は大きく左右されるようだ。実習先の薬剤師は薬学生を評価する立場だが、逆にそこでの業務内容は薬学生からしっかり評価されている
◆実務実習は将来を担う薬剤師を育成するために行うもの。それが進路の選択肢を狭める方向に作用するなら逆効果だ。どの実習先に行くかによって薬学生間で格差が生じるのであれば、その改善も必要だろう。
評価される場所で働く
2017年07月07日 (金)
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