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【東和薬品】ジェネリック薬34品目を販売中止‐原薬確保や医療ニーズを勘案

2017年11月01日 (水)

 東和薬品は、国内で製造販売しているジェネリック医薬品(GE薬)について、2019年度中に26品目、20年度中に8品目の合計20成分34品目を中止する。これらの品目については、「海外調達先からの原薬確保が品質面・製造面の問題で困難」「医療現場でのニーズが低く、他社の代替品が揃っている」「安定供給が困難」と判断。来年3月に103品目の販売中止を発表した武田テバに続き、GE薬の販売を中止した。執行役員生産企画部長の中島隆規氏は10月30日、都内で会見し、「今回で全て終わりということではなく、新しい品目の上市に応じて、医療現場のニーズと安定供給の面から中止を検討する」と、さらなる販売中止の可能性についても言及した。

 東和薬品は現在、733品目を販売。19年度中にビタミンD3製剤「アルファカルシドールカプセル3μg『トーワ』」、循環不全状態改善薬「イブタント点滴静注50mg・同100mg・同200mg」、高脂血症治療薬「オルル細粒20%」など26品目、20年度中に「エカベトNa顆粒66.7%『トーワ』」、「オサグレン点滴静注用20mg」など8品目について、国内医療機関向けの販売を中止する。中島氏は、「代替記載をお願いできるメーカーを見つけなければいけないというのが基本スタンス」と述べ、今後も他社代替品を通じて安定供給の責務を果たしていくことを強調した。

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