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【書籍】日本は慢性疼痛にどう挑戦していくのか

2017年11月20日 (月)

 「痛み」は、他人はわからないが、患者さんにとっては非常に辛い訴えです。

 2004年に「慢性疼痛に関する実態把握調査」が実施され、その結果、慢性疼痛有病率22.5%、推計患者数は2,345万人という数字がはじき出されました。この数字から想定する労働損失は年間約5兆円とも言われています。

 そのため、厚生労働省は2010年、今後の慢性の痛み対策について、[1]早期に適切な対応をするための医療体制を構築する、[2]関係する医療従事者によるチーム医療を行う-と提言を行っています。
しかし、現状では、この提言の実現には様々な課題が残されています。

 そこで本書では、慢性疼痛に対する医療環境を国際標準レベルに引きあげるために、広く関係する各専門分野の先生方が、『教育』、『研究』、『医療環境』などについて詳述しています。
「痛み」に関する啓蒙書として、多くの医療関係者に読んでいただきたい一冊です。

目次と執筆者

[序] 日本の慢性疼痛治療・研究の過去・現在・未来‐IASP2016横浜大会を終えて
 野口 光一(日本疼痛学会理事長)

1章 痛みの最先端研究‐日本の疼痛基礎研究 up to date
 1)痛みと情動の脳研究の立場から‐慢性疼痛の脳メカニズム
 加藤 総夫(東京慈恵会医科大学 痛み脳科学センター)
 2)慢性疼痛に対する脳科学的アプローチ‐生物心理社会モデルとは?
 仙波 恵美子(大阪行岡医療大学医療学部理学療法学科)
 3)疼痛制御機構メカニズムの解析とiPS/ES細胞研究による創薬について
 岩沢千鶴,葛巻 直子,成田 年(星薬科大学 薬理学教室)
 4)神経障害性疼痛のメカニズム解析とそれによる創薬について
 津田 誠(九州大学大学院薬学研究院ライフイノベーション分野)

2章 痛みの臨床研究と最先端治療法‐臨床医の立場から今後の日本の疼痛治療を考える
 1)慢性疼痛の実態と運動療法
 矢吹 省司(福島県立医科大学整形外科学講座)
 2)整形外科領域における疼痛研究の現状と展望
 山下 敏彦(札幌医科大学医学部整形外科学講座)
 3)麻酔科ペインクリニックの立場から
 井関 雅子(順天堂大学附属病院麻酔科学・ペインクリニック講座)
 4)慢性疼痛のリハビリテーションと理学療法
 松原 貴子(日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科)
 5)日本における慢性疼痛難治化の実態を考える‐心身医学の立場から
 細井 昌子(九州大学病院 心療内科)
 6)精神科の立場から
 橋本 亮太(大阪大学大学院 連合小児発達学研究科)
 7)慢性疼痛の治療における臨床心理士の役割:心理学と慢性疼痛
 沖藤 晶子(ユタ大学医学部麻酔科教授)
 8)難治性神経障害性疼痛に対する反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)
 齋藤 洋一(大阪大学大学院医学系研究科 脳神経機能再生学 特任教授)
 9)日本は慢性疼痛にどう挑戦していくのか‐漢方治療の立場から‐
 中西 美保(滋賀医科大学附属病院 麻酔科)
 岩下 成人(滋賀医科大学付属病院 ペインクリニック科)

3章 慢性疼痛に対する医療体制,医療政策,医療者教育の課題と提言
 1)痛みセンター構築と日本での慢性疼痛医療の方向性について
 牛田 享宏(愛知医科大学学際的痛みセンター教授)
 2)痛みセンターの立場から‐慢性疼痛診療,痛みセンターを取りまく内外の状況と課題
 北原 雅樹(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
 3)慢性痛の臨床研究,教育の日本での方向性
 柴田 政彦(大阪大学大学院医学系研究科 疼痛医学寄付講座 教授)
 4)慢性の痛みに関する教育プログラム
 田口 敏彦(山口大学大学院医学系研究科 整形外科学 教授)
 5)最後に:日本は慢性疼痛にどう挑戦していくのか
 福井 聖(滋賀医科大学附属病院ペインクリニック科 学際的痛み治療センター)


【企画・編集】一般社団法人 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団(’17.11)
【判型・頁】B5判・171頁
【定価】本体2,500円(消費税等別)
ISBN:978-4-8408-1415-7 C3047


※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5㎏以下 550円、重量5㎏超 850円

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