協和発酵キリンは、3月から新社長COOに内定した常務取締役執行役員経営戦略企画部長の宮本昌志氏と、現社長CEOで会長に就任予定の花井陳雄氏のツートップ体制で、同社が目標として掲げる「日本発のグローバルスペシャリティファーマ(GSP)」に向けた事業を加速させる。自社抗体技術をもとに創製した、くる病適応の抗FGF23抗体「ブロスマブ」、血液癌適応の抗CCR4抗体「モガムリズマブ」の2品目に関し、欧米上市のメドが立ったことから、海外展開を進めるに当たってグループのガバナンス体制を強化する狙いだ。2020年度に営業利益1000億円、海外売上比率50%という中期経営計画の目標に向け、会長CEO・社長COOの新布陣で臨む。
宮本氏は昨年12月22日に都内で開催した記者会見で、「会社が大きく変化することが予想され、設立10周年という節目に社長COOを拝命することになり、身の引き締まる思い」と新社長就任に当たっての思いを吐露した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。