エーザイは、中国の新蘇州工場の敷地に、固形製剤生産棟と管理棟を新設した。2棟の合計で4億元(約68億円)を投資し、生産能力は既存の蘇州工場の約2倍に拡大する見通し。10月以降の稼働を予定しており、中国国内向けに、抗菌薬「メチコバール」やアルツハイマー病治療剤「アリセプト」、プロトンポンプ阻害剤「パリエット」などの自社固形製剤を製造、包装を行う。日本・米国に次ぐ中国事業での生産基盤を強化する。
エーザイは、安定供給体制の強化や生産効率の向上を目的に、固形製剤の製造を担う蘇州工場の5倍以上に当たる敷地面積13万4000m2の新たな工場用地で、新蘇州工場の整備を進めている。2014年には新工場内に注射剤生産棟を竣工し、メチコバール注射剤を製造している。今回新たに固形製剤生産棟と管理棟を竣工した。
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