2月24、25日に実施された第103回薬剤師国家試験で、薬剤師国家試験予備校大手「医学アカデミー薬学ゼミナール」が全受験者を対象に実施した自己採点の結果、不適切問題等の補正を考えなければ平均総合正答率は68.0%と、102回の70.2%に比べ難易度が高くなっていたことが分かった。現時点での集計結果だと、「必須」「理論」「実践」の全てで正答率が102回の自己採点結果より低く出ており、新卒者の合格率は80%を下回る可能性がありそうだ。
薬ゼミの自己採点システムには、2日時点で1万0591人の受験者が入力し、解析を行った。平均点は234.6点で、101回に比べ、やや難しかった102回を上回る難易度になるとした。全受験者の60%以上が正答した問題数を見ると、102回の240問(69.6%)に対し、228問(66.1%)に減少しており、70%以上の正答率の問題数で見ても、少なくなっている模様。得点分布では、102回は240~250点が最も多い人数比だったが、103回は230~240点の分布が多く、高得点者が少なくなっていた。
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