第12回日本緩和医療薬学会年会(年会長:竹内尚子トライアドジャパン副社長)が5月25~27日の3日間、「いのちの輝きを支える」をテーマに、東京有明の東京ビッグサイト、TFTビルなどで開かれる。今年会では、患者を支える視点を重視し、特別講演や教育講演、24題のシンポジウムのほか、年会企画シンポジウム、年会長特別企画など、多彩なプログラムは用意されている。主なプログラムは以下の通り。
◇特別講演:いのちを輝かせる緩和ケア―死から生といのちを考える、あなた自身のケア=高宮有介(昭和大学医学部医学教育学)
◇年会長特別企画:こころに残る一例―入院患者のケース▽こころに残る一例―外来通院中で病院・薬局が連携して対応したケース▽こころに残る一例―在宅患者のケース」
◇年会企画シンポジウム:医療用麻薬の適正使用を目指して―規制の趣旨と現場での課題について考える▽最期を迎える患者に寄り添う―患者さんが最後まで自分らしく過ごせるために
◇シンポジウム:精神科医療の観点から精神的ケアを考える▽化学療法と緩和医療の支持療法―アドヒアランス向上、どうしていますか?▽がん患者の非がん慢性痛治療の実際と問題点▽がん患者の性を支える薬剤師の視点―がんとの共生社会を実現させるために▽薬物療法以外の緩和ケア提供―保険薬局からの発信・つなぐ緩和ケアのあり方
緩和医療教育を大学から臨床につなげるために―トランスレーショナル・エデュケーションの実現に向けて▽緩和ケアを病院から地域へ繋ぐために―安心して自宅や施設で過ごすために(島根県が日本の標準となる)▽オピオイド製剤を使いこなすための科学的知識2018▽多死社会における、がん・非がんを超えた意思決定支援について―かかりつけ薬局として、薬剤師はいつから、どのようにしてかかわっていくのか▽緩和ケア病棟における薬剤師の役割」
オピオイドクライシスについて考える―いのちの輝きを支えるオピオイドの適正使用に向けて▽命の輝きを科学する―臨死の際まで輝くために▽がん性疼痛による生体への“二次的侵襲”を科学する“緩和科学”の理解」
◇ワークショップ:倫理的意思決定支援における多職種カンファレンスの役割▽臨床研究の一歩を踏み出そう!―緩和薬物療法の問題解決に向けて▽緩和医療領域におけるフィジカルアセスメント―ロールプレイで学ぶ在宅患者の状態把握と情報共有▽患者の主観的評価に基づく医療QOL評価の新しい実践
問い合わせ先は、同年会運営事務局(サンプラネットメディカルコンベンション事業部)(03-5940-2614、FAX同3942-6396、e-mail:kanwa12@sunpla-mcv.com)