アステラス製薬は、米ファイザーと共同開発・商業化を進めている大型抗癌剤の経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤「エクスタンディ」(一般名:エンザルタミド)について、非転移性去勢抵抗性前立腺癌に対する適応が認められ、去勢抵抗性前立腺癌の全患者層に対する治療薬として承認を取得した。非転移性、転移性去勢抵抗性前立腺癌への適応が認められた米国初の治療薬となる。アンドロゲン除去療法(ADT)では効果が不十分な非転移性去勢抵抗性前立腺癌の新しい治療選択肢を提供する。
同剤は、2012年に米国でドセタキセルによる化学療法施行歴を持つ転移性去勢抵抗性前立腺癌治療薬として承認を取得し、14年に化学療法施行歴のない転移性去勢抵抗性前立腺癌にも使用可能になったが、非転移性でも適応を拡大した。
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