患者向医薬品ガイドを十分に活用してもらうには薬局で配布したり、電子お薬手帳や薬剤情報提供文書と連携させたりするなど、薬剤師による支援が望まれる――。日本医療研究開発機構(AMED)の「患者及び医療関係者に向けた医薬品等のリスク最小化情報の伝達方法に関する研究」グループ[代表者:昭和薬科大学教授〈現熊本大学客員教授〉山本美智子氏]は、2015~17年度に実施した研究成果を報告書にまとめた。製薬会社担当者の患者向医薬品ガイドの活用実感は乏しく(本紙7月30日付既報)、患者の認知度も低いことから、様々な活用推進方策を提言。薬剤師の関与も重要と指摘している。
患者向医薬品ガイドは、医薬品リスク管理計画(RMP)の一環として製薬会社が作成。重大な副作用の早期発見などを促すために、薬の効果や使い方、副作用などの情報を分かりやすい言葉に置き換えて提供している。
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