大塚製薬は21日、大阪大学が開発中のインテグリンβ7の活性型立体構造を標的とした「MMG49 CAR-T細胞療法」の関連特許で独占的な実施権の許諾を受けたと発表した。今後両者は、基礎研究を実施し、多発性骨髄腫(MM)を対象に実用化を目指す。
「MMG49 CAR-T細胞療法」は、大阪大学大学院医学系研究科の保仙直毅寄附講座准教授、熊ノ郷淳教授、杉山治夫特任教授らの研究グループが開発している新たなMMの治療法だ。癌化した骨髄腫の細胞表面で、細胞同士の接着に必要なインテグリンβ7が活性化されていることに着目し、活性化されたインテグリンβ7に結合する抗体「MMG49」を突き止めた。
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