調剤費の技術料1.9兆円に
厚生労働省は21日、2017年度の医療保険と公的負担医療分を合わせた概算医療費が42兆2000億円になったと発表した。14年ぶりに減少に転じた前年度から約9000億円増、伸び率で2.3%増となり、最近の傾向と同程度に戻った格好となった。調剤医療費(電算処理分)は前年度比3.1%増の7兆6664億円。技術料は1兆9122億円、薬剤料は5兆7413億円となった。特に薬剤料のうち後発品薬剤料が1兆円に達し、昨年度の後発品の数量シェアも70.2%と7割を突破した。
医療費の内訳を見ると、入院が2.6%増の17兆円、入院外+調剤が2.1%増の22兆1000億円となった。医療費の伸び率は2.3%増となり、厚労省は「全体的に最近の傾向と同程度に戻った」としている。
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