国立国際医療研究センター病院のAMR臨床リファレンスセンターはこのほど、抗菌薬に関する国民の知識や理解度を示した「抗菌薬意識調査レポート2018」をまとめ公表した。抗菌薬を知っている人は全体の約95%を占めた一方で、「痛みを抑える」などの誤った認識を持っていたり、家族や他人からもらった抗菌薬を服用するなど使い回している人が多い現状も見られた。
今回の調査は、抗菌薬・抗生物質に関する国民の知識や理解の現状を把握することを目的に、全国の男女721人を対象に実施したもの。その結果、抗菌薬・抗生物質という言葉を聞いたことがある人は66.7%、聞いたことはあるが詳しくは分からないと回答した人が27.5%と、回答者の約95%が抗菌薬などの言葉を聞いたことがある実態が明らかになった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。