◆脊髄損傷を対象とした再生医療等製品が初めて登場する。薬食審の再生医療等製品・生物由来技術部会が、間葉系幹細胞由来の「ステミラック」を再生医療等製品として了承した
◆患者から神経や血管に分化する間葉系幹細胞(MSC)を採取し、体外で培養・増殖後、患者に点滴静注する。脊髄損傷を対象とした再生医療等製品はまだ発売されていない
◆MSC由来の再生医療等製品ではJCRファーマが移植片対宿主病を対象に他家細胞の再生医療薬「テムセル」を販売中。国内バイオベンチャー「サンバイオ」が開発中の「SB623」は、外傷性脳損傷を対象とした後期第II相試験で有効性の主要評価項目を達成し来年2月以降の国内申請を目指す
◆「iPS細胞=再生医療」という図式が社会にあり、iPS細胞を用いた基礎研究での成果は多く取り上げられるが、MSC由来の製品は実用化されても認知されていない。今後様々な再生医療が登場してくる。その製品がどんなメカニズムを持って患者を救っていくのかきちんと報道していきたい。
MSC由来の再生医療等製品
2018年11月28日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿