◆現在でも世界で毎年1000万人が罹患し、約160万人が死亡する世界三大感染症の一つである結核。わが国でも年間1万7000人の新しい患者が発生し、約2000人が死亡している。結核は古くて新しい感染症ともといえる
◆岡山大学を中心とした国内外の7大学・大学病院が、厚労省の人口動態統計や結核予防会結核研究所の新規登録患者数統計により、1997年から20年間の罹患率や死亡率の長期的な傾向を調べた
◆その結果、男女とも罹患率や死亡率は減少し、その減少速度(年間変化率)は男性ではそれぞれマイナス6.2%、マイナス5.4%、女性ではマイナス5.7%、マイナス4.6%であることが分かった。これは、結核の伝播・拡散を防ぐための保健衛生活動や、結核の発症・進行に悪影響を及ぼす基礎疾患の管理向上によるものと分析している
◆しかし、わが国でもまだ多数の人が結核で亡くなっている。最近の結核患者の特徴は、高齢者が多くを占めていること。こうした年齢層の対策が今、急がれている。
高齢者の結核対策を
2018年11月26日 (月)
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