厚生労働省は6日、強い催奇形性を有する多発性骨髄腫治療薬のサリドマイドと類薬のレナリドミド、ポマリドミドについて、胎児への曝露防止を目的とした安全管理手順の改訂内容を医療機関に周知するよう都道府県に通知した。家族や医療関係者などを患者の薬剤管理者に設定できること、残薬の回収が困難な場合は薬剤師に返却する必要がないことなどを追記しており、来年2月1日に施行される予定だ。
サリドマイドなどの薬剤では、胎児への曝露を防止を目的に安全管理手順の実施を義務づけており、6月の薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会で改訂を了承後、内容の実施に向けた準備を進めてきた。
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