富士フイルム富山化学は、スイスのノバルティスグループで放射線医薬品を手がける「アドバンス・アクセラレーター・アプリケーションズ」に対し、癌診断薬・治療薬候補化合物「FF-10158」の海外開発・販売権を導出する。契約により、富士フイルム富山化学はアドバンスから契約一時金、マイルストン、ロイヤリティを受け取る。
「FF-10158」は、富士フイルムが合成し、富士フイルム富山化学が持つ放射性医薬品の開発ノウハウを活用し、放射線同位元素を安定的に標識できることを確認した低分子化合物。悪性神経膠腫など多くの悪性腫瘍で高頻度に発現しているインテグリンを標的とし、診断薬・治療薬への応用が期待できる。
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