薬局業務の改善、適正化目指す
薬局コンプライアンス研究会が8日に発足し、都内で初会合を開いた。偽造医薬品の流通や薬歴未記載、処方箋付け替え不正請求など、薬局による不祥事が相次いだことを背景に、薬局がコンプラインスや制度を踏まえた経営・運営を行っていくための知識やノウハウを共有することが主な目的。薬剤師資格を持つ弁護士の赤羽根秀宣氏(中外合同法律事務所)が代表を務める。赤羽根氏は、チェーン薬局などで不祥事が相次いだ背景について、「医薬分業が急速に進展したこともあり、これまで、あまりコンプライアンス、ガバナンス、内部統制システムに手が回らなかった」と分析。同研究会について、「薬局ならではのガバナンスや内部統制を考え、共有する場にしたい」との意気込みを語った。
研究会では、▽薬局ならではの問題の洗い出し▽薬局にかかるガバナンス・内部統制システムの検討▽薬局での業務手順の検討▽他社の取り組みの共有▽法的な疑問点の解消▽法改正への対応の検討――などに取り組む。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。