味の素は、2011年からサービスを開始している癌や糖尿病の発症リスクを評価するスクリーニング検査「アミノインデックスリスクスクリーニング」(AIRS)について、4月から「10年以内の脳卒中・心筋梗塞を合わせた発症リスク」の評価を追加すると発表した。これまで「現在、癌である可能性」と「4年以内に糖尿病を発症するリスク」などを評価するスクリーニング検査で用いられてきたが、1回の採血で癌、脳卒中、心筋梗塞の3大疾病の発症リスクも評価できるようになる。
今回追加する脳梗塞・心筋梗塞の評価法は、滋賀県長浜市と京都大学大学院医学研究科が立ち上げた「ながはま0次予防コホート事業」の血液データなどを用いて技術開発を行い、事業化したもの。味の素では、同コホート事業参加者のうち約4000人の血液中アミノ酸濃度バランスを測定し、10年以内の脳梗塞・心筋梗塞を合わせた発症リスクを評価する指標を開発した。
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