
森敬太社長
国内バイオベンチャー「サンバイオ」の森敬太社長は25日、都内で開催した決算説明会で、慢性期脳梗塞を対象とした米国第IIb相試験で主要評価項目を達成できなかった細胞医薬品「SB623」について、「脳梗塞での開発は継続する。中止は想定していない」と述べ、詳細な解析結果を得た後に再試験を行っていく考えを明らかにした。既に第II相試験で主要評価項目を達成している外傷性脳損傷(TBI)の適応については、今年度中に国内申請を目指す。その後、日米欧アジアの4極でグローバル展開し、2025年には再生医療のグローバルリーダーに成長する目標を打ち出した。
同社は1月、慢性期脳梗塞を対象とした「SB623」の第IIb相試験に関する主要評価項目の未達を発表した。重症患者を対象とした第I/IIa相試験では有効性を示していたものの、被験者条件を中等度まで拡大した第IIb相試験で開発に失敗した。
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