
京都薬科大学副学長・研究科長の赤路健一氏
京都薬科大学は癌の早期発見と治療に役立つ「ラジオセラノスティクス(放射線内用療法)」の研究を全学的に推進する。文部科学省の2018年度私立大学研究ブランディング事業に採択された研究領域で、昨年拡充した「放射性同位元素研究(RI)センター」を基盤に、放射性医薬品の研究を同大学のブランドとして前面に打ち出し、学内外の連携を強化する。放射性医薬品の創薬シーズを探し出したい考えだ。
セラノスティクスとは、治療(セラピー)と診断(ダイアグノスティクス)を組み合わせた造語。検査や診断と並行して治療を進める考え方で、例えば検査や診断のために投与する薬剤が治療にも効果を示すといった例がある。
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