NPO法人セルフメディケーション推進協議会(SMAC)は10月6日、名古屋市守山区の金城学院大学で、「災害時における医療従事者の役割―病院・薬局における必要な知識と備え」をメインテーマに学術フォーラム2019(実行委員長:大嶋耐之金城学院大学薬学部教授)を開く。
わが国では2011年の東日本大震災以降、全国で様々な災害が相次いだ。
今回の学術フォーラムでは、災害時に医療従事者は「まず何をすればよいか」、また、そのために「どんな備えが必要なのか」を検証し、病院・薬局に必要な備えを改めて見直す機会として企画された。また、参加型ワークショップを展開し、参加者がすぐに実践できる内容とし、緊急時の備えに向けた市民啓発活動の一環としてのセルフメディケーションを取り上げ、医療従事者として備える場とすることも狙いとした。
主な内容は次の通り。
▽教育講演:災害のための備え
▽特別講演:災害時における病院・薬局の薬剤師に期待すること=安川孝志厚生労働省医薬・生活衛生局総務課薬事企画官/医薬情報室長
▽ワークショップ:病院・薬局に必要な知識と備え
災害医療コーディネータ:加納英紀愛知医科大学病院救命救急科教授、災害薬事コーディネータ:秋山欣三静岡県薬剤師会副会長、災害派遣医療チーム:佐藤智太郎名古屋医療センター医療情報管理部長
一般演題発表、ランチョンセミナーも予定されている。フォーラム事務局は、同大学薬学部大嶋研究室内(TEL・FAX:052-798-7457、e-mail:smac-forum2019@kinjo-u.ac.jp)