内閣官房健康・医療戦略室は4月26日、日本医療研究開発機構(AMED)などの事業で革新的医薬品創出を支援する「創薬支援ネットワーク」の活動状況を政府の健康・医療戦略推進専門調査会に報告。2018年度は製薬企業にシーズの導出を2件行ったことを公表した。味覚や食感を損ねることなく癌患者の口内炎疼痛を緩和する医薬品開発と、ヒトヘルペスウイルス(HSV)に対するワクチン探索の案件で、これにより同事業によるシーズ導出は計6件となった。
創薬支援ネットワークは、AMEDの創薬支援戦略研究部を中心に理化学研究所などが連携し、大学や公的研究機関の優れた研究成果から癌や難病、感染症などの疾患領域を対象とした革新的医薬品の創出を目指した実用化研究を支援する仕組み。実用可能性が高い創薬シーズを対象に、探索研究および前臨床試験に関する技術支援や成果の企業導出を行っている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。