アステラス製薬は、米シアトル・ジェネティクスと共同開発中の抗体薬物複合体(ADC)「エンホルツマブ・ベドチン(一般名)」について、転移性尿路上皮癌の適応で米国迅速申請を行った。同社が開発したADCでは初申請となる。
同剤は、シアトルのリンカー技術を用いて、尿路上皮癌で高発現している蛋白質「ネクチン-4」を標的とした抗ネクチン-4抗体に、微小管阻害作用を持つモノメチルアウルスタチンE(MMAE)を結合させたADC。免疫チェックポイント阻害剤による治療後に病勢の進行が認められた局所進行性・転移性尿路上皮癌を対象に、米FDAから画期的治療薬指定を受けている。
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