ヤンセンファーマは、4成分を配合した抗HIV薬「シムツーザ配合錠」(一般名:ダルナビル・エタノール付加物/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビル・アラフェナミドフマル酸塩)を新発売した。国内の抗HIV治療のガイドラインで推奨されているレジメンの有効成分を1日1回1錠で内服できる固定用量配合錠では、プロテアーゼ阻害剤を配合した国内初の薬剤となる。
同剤は、ダルナビル800mg、コビシスタット150mg、エムトリシタビン200mg、テノホビル10mgの4成分を固定用量で配合したフイルムコーティング錠。
日本の抗HIV治療のガイドラインでは、核酸系逆転写酵素阻害剤2剤に加え、HIVを抑制する効果が強力なキードラッグとして、インテグラーゼ阻害剤、非核酸系逆転写酵素阻害剤、プロテアーゼ阻害剤の三つの薬剤クラスから選択して併用する抗レトロウイルス療法を標準治療と位置づけている。