アークレイは24日、糖尿病検査領域の強化に向け、ヘモグロビンA1c分析装置「ザ・ラボ001」を新発売した。分析機器を小型化することで中小病院やクリニックでも使えるようにし、糖尿病専門医とかかりつけ医の地域医療連携を支援する。国内販売統括会社であるアークレイマーケティングの福永善浩社長は同日に都内で記者会見し、「糖尿病検査領域での品揃えを強化し、診断・治療から予防領域に注力していきたい」との方向性を語った。
「ザ・ラボ001」は、キャピラリー電気泳動法を用いた独自技術で測定し、高速液体クロマトグラフィー法(HPLC法)を用いた大型装置と同程度の精度を持たせつつ、小型化した。測定時間は約90秒と診察中の迅速検査を実現している。糖尿病専門医が在籍するクリニック全国4000施設と、糖尿病外来がある1500病院に提供し、病診連携を支援する。3年間で1000台以上の売上目標を掲げる。
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