◆今臨時国会で衆議院を通過した改正医薬品医療機器等法案への対応が各方面で着々と進んできている。既に上田薬剤師会や愛知県薬剤師会など地域の薬剤師会、日本保険薬局協会で非薬剤師向けの研修に着手している
◆「専門医療機関連携薬局」の認定を視野に入れた動きも活発化し始め、日本医療薬学会は薬局薬剤師向けに癌などの専門的な薬学管理に対応できる「地域薬学ケア専門薬剤師」制度を立ち上げ、京都大学病院も今週から薬局薬剤師を対象にした癌治療の研修プログラムを開始している
◆ただ、民間を含めそれぞれの動きが独自に広がっていくことで、研修会や制度の乱立、質のバラツキにつながりかねないことが懸念される。病院の研修も各地に広がる可能性があり、非薬剤師の研修も日本薬剤師会が当面実施しない考えを示すなど、大きな方向でまとまる動きはない
◆利害が絡んで難しい面もあるが、職能団体や学会などが協力し、全国の薬剤師が適切に研修を受けられる体制を作るため、各方面をまとめ上げていってほしい。
研修体制のとりまとめを
2019年11月22日 (金)
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