
中外ファーマボディ・リサーチの井川智之CEO
中外製薬は、難易度が高い標的抗原に作用が可能な次世代抗体技術「スイッチ抗体」を開発した。従来の抗体医薬品に比べ、癌細胞に対する選択性を高め、副作用が少ない医薬品を創製できるという。現在、六つのプロジェクトが進行中で、来年には臨床試験入りを目指す。二つの抗原に作用可能なバイスペシフィック抗体の改良を進め、新規抗原に対応した抗体技術開発を進めていきたい考え。
中外は、既知の標的分子に対する医薬品の価値最大化に向け抗体技術開発を進めてきたが、今後は医薬品にすることが難しい標的分子や作用機序に対するファーストインクラス創薬を目指す。
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