
安川健司社長
アステラス製薬は、癌免疫療法薬の開発に着手し、五つのプログラムで第I相試験を開始した。安川健司社長CEOは、10日に都内で開催したR&D説明会で、「抗PD-1抗体単剤では20%の癌患者にしか反応を示さない。われわれの癌免疫療法薬は、ユニークなところを標的とすることで、勝機があると思っている」と述べ、既存の免疫チェックポイント阻害剤に効果不十分な患者をターゲットに市場開拓を狙う方針を示した。
同社は、疾患領域にとらわれずに新規技術や治療手段などを多面的に考慮し、四つの重点研究開発領域を設定している。その一つが癌免疫であり、2015年から癌免疫領域の研究を開始している。
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