テルモは3日、強オピオイド鎮痛薬の貼付剤「フェンタニルクエン酸塩1日用テープ」を新発売した。フェントステープの後発品で、製造販売元の帝國製薬からの委託を受け、販売を行う。
既に同社と帝國製薬は、フェンタニルクエン酸塩3日用テープで販売提携契約を締結し、テルモが販売していたが、3日用テープ剤では患者が薬を貼るのを忘れてしまいがちという課題があった。そのため、日本人にとって利用しやすい1日用テープ剤の方が服薬アドヒアランスの改善が見込まれると判断。新たな製品を投入することになった。
テルモでは、病院に関連した製品を扱うホスピタルカンパニー部門で疼痛緩和製品の専門チームを組んでおり、癌治療に関連した製品ラインナップの拡充を図っている。帝國製薬とは、フェンニタニルクエン酸塩のテープ剤のほか、オキシコドンの徐放カプセルでも提携している。