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島津製作所は病院・診療所向けに、X線フィルムを用いて消化器、胸部、整形外科領域などの幅広い検査ができるテレビシステム「SHIMAVISION EX Pro」(シマビジョン・イーエックス・プロ)を発売した。操作卓を幅80cmへとコンパクト化したことから、医療施設のレイアウトへ柔軟に対応できる。価格は2400万円からで、初年度の売上目標は40台。
この製品は3種類のフィルムに対応しており、消化管や整形領域の検査をスムーズに行うことができる。消化管検査に最適な通常の透視モード、低線量透視モードのほか、整形領域検査用の整形モードがある。透視中に観察部位を変え、体厚が変化しても輝度を安定させて画像を観察できる「オートゲインコントロール機能」が搭載されている。さらに、被曝量の低減と高画質を両立したX線高電圧装置、密着特性の高いフィルム保持機構によって、画像精度を向上させている。
同社では、消化管検診や整形、胸部領域の検査などでアナログ画像の要求が根強いことから、今回の製品を発売したと説明している。
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