国立がん研究センターと大塚製薬は26日、造血器腫瘍を対象とした遺伝子パネル検査を共同開発したと発表した。造血器腫瘍に関わる454遺伝子を網羅的に解析し、癌の早期発見につなげる。今後、保険適用に向けて臨床試験を実施予定で、遺伝子パネル検査の有用性が検証された場合、大塚製薬が申請を行う。
両者が開発した造血器腫瘍パネル検査は、初発時・再発時の小児を含めた造血器腫瘍患者を対象に、末梢血や骨髄液などの検体からDNAの塩基置換や欠失、再構成、コピー数などの異常に加え、転写されたRNAの複合遺伝子の異常など合計454遺伝子を同時に解析する。
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