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◆東京都は、乳幼児を持つ親が安心して外出できる環境整備事業を進めている。公共施設や不特定多数の人が利用する場所で、授乳やおむつ替えなどができるスペース(愛称は赤ちゃん・ふらっと)の設置推進もその一つ
◆7月から事業者を対象とした届出制度を開始していたが、このほど事業開始届の提出があった7施設に「赤ちゃん・ふらっと」マークの第1回交付を行った。今後も「赤ちゃん・ふらっと」の設置と届け出を広く呼びかけ、同マークを順次交付していくという
◆同スペースの設置には授乳用の椅子、おむつ替えができるベビーベッド等、発生したゴミを処分するダストボックス、調乳及び授乳、おむつ替えの前後に手洗いできる設備などが求められる。もちろん安全管理や衛生面の確保など、運営での十分な配慮も必要だ
◆今回のマーク交付施設は、ベビー休憩室を持つGMSや大手スーパーが多くを占めるが、ドラッグストアでも設置可能な店舗があるのではと思う。同スペースを設置していることを広告できるのもメリットで、差別化につながる要素として検討の余地はあるはずだ。