厚生労働省は、品薄状態が続いている手指消毒を目的としたエタノールの代替品として、濃度60%台の酒類など高濃度エタノール製品を医療機関で使用することを認める事務連絡を発出した。従来は濃度70~83%の製品を認めていたが、米国疾病管理予防センター(CDC)が60%以上のエタノールの使用を推奨していることを踏まえ、国内でもより低濃度の製品を使えるようにした。新型コロナウイルス感染症の流行期間中に限定した特例的な措置。
新型コロナウイルスの感染拡大で、手指消毒用エタノールが入手しにくい状況が続いているため、厚労省は今月から、やむを得ない場合に限り70~83%の高濃度エタノール製品を医療機関で代替品として使用することを認めていた。
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