インテージヘルスケアは、全国のOTC医薬品販売動向調査データをもとにした2020年8月度の「市販薬(OTC)市場トレンド」を発表した。8月の販売金額は、前年同月比1.6%増の966億円で、6カ月ぶりに前年比プラスとなった。過去5年間における8月の販売金額の平均を100とした場合の指数は102.4と最高水準だった。記録的な猛暑が続き、虫刺されやあせも対処などの皮膚用薬が好調だったほか、うがい薬が8月前半に一時的に大幅に売れたことや手指消毒剤の好調が継続していることなどを背景に挙げている。
調査は、同社の全国一般用医薬品パネル調査に基づくもの。OTC医薬品を販売しているドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアを対象に、POSデータをオンラインで集めた。調査店舗は3245店舗。対象カテゴリーは医薬品と指定医薬部外品とし、各店舗でのバーコード別の販売年月日、販売個数・金額などを調べた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。