武田薬品は、米バイオベンチャーのマーベリックセラピューティクスを最大5億2500万ドル(約570億円)で買収するオプション権を行使したと発表した。武田は、マーベリックの保有する二つの開発薬候補とT細胞誘導抗体の基盤技術を取得することで、癌免疫療法のポートフォリオ拡大を図る。
両社は2017年に、一定の条件下で活性化されるT細胞誘導療法の開発に関する複数年の提携契約を締結。武田は、マーベリックに契約一時金、株式、研究開発費用、5年間の提携後にマーベリックを買収する独占的オプション権として1億2500万ドルを支払っていた。
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