キリン堂は7月26日、医療機器メーカーのニプロ(本社大阪市、社長佐野實氏)が保有するニッショードラッグ(本社神戸市、社長牧野幸三氏)の発行済議決権付普通株式を取得し、子会社化することでニプロと基本合意書を締結したと発表した。今回の子会社化によりキリン堂グループとしては売上高1000億円、290店舗となり、2010年までの売上高1000億円、250店舗体制という目標を前倒しで達成することになる。
キリン堂が取得予定の株式数はニプロが保有する600株(72.4%)。株式譲渡契約締結は9月下旬、株券引き渡し期日は10月下旬を予定している。ニッショードラッグは大阪府、兵庫県、京都府でドラッグストア91店舗を展開。関西地区ではキリン堂の店舗と重複は少なく、シナジー効果が期待できるとしている。ニッショードラッグの2006年3月期の業績は286億3200万円、売上総利益73億5000万円、営業利益4億6300万円、経常利益2億9900万円、当期損失1億4700万円。連結業績に与える影響は適時発表していくとしている。