アステラス製薬は26日、2021~25年度までの経営計画を発表した。約8%の年平均成長率により、主力の前立腺癌治療薬「イクスタンジ」と七つの重点戦略製品について25年度に売上高1兆2000億円以上、さらにコア営業利益率30%以上を達成することで、最終年度の25年度には株式時価総額7兆円以上となる目標を打ち出した。
新経営計画では、患者のより良いアウトカム実現を戦略目標の一つに位置づけ、中長期的な成長を牽引するイクスタンジと重点戦略製品の価値最大化を図る。その結果、イクスタンジのピーク時売上高を最大7000億円、重点戦略製品では選択的NK3受容体拮抗薬「フェゾリネタント」が最大5000億円、尿路上皮癌治療薬「パドセブ」が最大4000億円、急性骨髄性白血病治療薬「ゾスパタ」が最大2000億円、遺伝子治療薬「AT132」は最大1000億円を見込み、これら製品群で25年度には1兆2000億円以上の売上達成を目指す。
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