文部科学省は、6年制薬学部の退学者に関する調査を5月から実施していることを、25日の全国薬科大学長・薬学部長会議で報告した。薬学教育の実態を把握するため、退学者数、退学理由、その後の進路のほか、学位取得の支援を行っているかなどを調べる。入学状況に関する調査は毎年実施しているが、退学者調査の実施は初めてとなる。退学率や留年率などの高い大学に対するヒアリング対象を選ぶ際に、参考とする可能性も示している。
文科省は、大学の実態に関する情報公開を充実させるため、今年度から退学者に関する調査も実施することとした。調査結果の公表時期は未定としているが、「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」における議論の材料として活用することなどを想定している。
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