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日研化学は、てんかんや躁状態の治療に用いる徐放性製剤「セレニカR錠」(一般名:バルプロ酸ナトリウム)に400mg製剤を追加し、発売した。含有成分量を増やしたことで、服薬錠数を減らせることから同社は「コンプライアンスの向上が期待できる」としている。
薬価は一錠50・10円。同剤は、バルプロ酸ナトリウムを400mg含有する日本初の徐放性製剤だという。
既存のセレニカはセレニカRでは、40%顆粒、200mg錠があり、三菱ウェルファーマ(WP)と共同販売しているが、400mgについては日研化学が興和と医療用薬事業で営業統合した後の10月中旬から三菱WPと共同販売を始める。同様に、プロモーションは精神科領域に特化している三菱WP子会社の吉富薬品が行う。