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東北感染制御ネットワークの試み

2009年02月06日 (金)

◆感染予防の面で薬剤耐性菌の問題は、何も病院内だけの問題ではない。ある病院で耐性菌に感染した患者が、他の病院を受診しその病院に来ている患者に感染させ、耐性菌の新たな保菌者になる。そうしたことが繰り返され、耐性菌が伝搬・蔓延・拡大し、ある特定地域に耐性菌保菌者が多い状況が生まれる
◆こうした感染拡大に対する危機管理として、医療施設がネットワークを形成して、情報の共有化や担当医療職種の資質向上のための事業、一般の人たちへの啓発活動などの取り組みを行う地域が出てきている
◆その中で、東北大学を中心とし、宮城県内の多数の施設が参加している東北感染制御ネットワークが多彩な活動を行っていることから、注目を集めている
◆同ネットワークでは、定期的に感染症対策講習会を開き最新情報やネット参加施設の感染症対策を紹介、さらに各種講習会やセミナーの開催、地域の抗菌薬使用ガイドラインや消毒薬使用ガイドラインなども作成している。こうした活動が功を奏し、地域の耐性菌が大幅に減少してきている。各地域でこのような取り組みが進められることを期待したい。



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