塩野義製薬は17日から、新型コロナウイルス感染症予防ワクチン「S-268019」の中和抗体価を既承認ワクチンと比較する国内第III相試験を開始した。最終段階の試験の一つで、並行して実施中の他試験のデータと合わせて2021年度内に国内で承認申請する計画。初の国産ワクチン実用化を目指す。
成人と高齢者の計1000人を対象に試験を実施。同ワクチン投与群と既承認ワクチン「バキスゼブリア筋注」の投与群で、2回目接種から28日後の同ウイルスに対する中和抗体価を比較する。経過観察を含め23年5月まで実施する予定。
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