厚生労働省は20日付で、新薬8成分11品目を薬価基準に収載する。内訳は、内用薬3成分4品目、注射薬4成分6品目、外用薬1成分1品目。アムジェンの抗癌剤「ルマケラス錠」に有用性加算I35%を適用。2022年度薬価制度改革で導入された製造原価の開示度50%未満の品目に対する加算係数をゼロとする仕組みが、アルジェニクスジャパンの全身型重症筋無力症治療薬「ウィフガート」など原価計算方式で算定された2品目に適用された。13日の中央社会保険医療協議会総会で了承された。
▽ウィフガート点滴静注400mg(アルジェニクスジャパン):新有効成分のエフガルチギモドアルファを含有する全身型重症筋無力症治療薬。原価計算方式で算定し、製品総原価や営業利益等を積み上げた額に、新規作用機序による臨床上の有用性が示されたとして5%の有用性加算II、希少疾病用医薬品に指定されていることから10%の市場性加算Iを付けた。
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