
上田氏
臨床試験支援のソリューションを手がけるメディデータソリューションズは、来院に依存しない分散型臨床試験(DCT)の基盤整備が進む中、臨床試験に参加する患者から直接データを収集する製品の品揃えを強化する。患者が副作用や体調の異変などを報告する「電子患者日誌」(ePRO)は2017年から3年で3倍の導入試験数に増加。今年はePROの実績を拡大すると共に、遠隔から電子的に臨床試験の説明や参加同意を行える「eコンセント」を製薬企業向けに訴求する方針である。
同社は米国を本拠とする臨床試験支援ソリューションのグローバル最大手。20年に仏ダッソーシステムズの傘下に入り、製薬企業の研究開発上流から下流、製造、品質管理までの製品群を揃える。今年1月にはアムジェン日本法人で炎症・免疫ビジネスユニットディレクター、コマーシャルエクセレンスのヘッドを務めた内科医の上田享司氏がセールス統括バイスプレジデントとして着任した。
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